準々決勝でU-20ヨルダン代表に2-0で勝利してベスト4入りを果たし、まずは最大の目標であったU-20ワールドカップ(W杯)出場権獲得を成し遂げた日本。それから中2日で迎えたイラクとの準決勝には坂本一彩や横山歩夢、山根陸らを先発起用した一方、北野颯太や松木玖生らがベンチスタートとなった。
試合が動いたのは開始早々の12分。イラクボールの右CKからイスマエル・アフメドが左足で蹴り込むとアリ・ジャシムが体勢を崩しながらも頭で合わせる。GK春名竜聖が反応することはできずイラクに先制を許す。
同点に戻したい日本がなかなかリズムをつかめずにいる前半半ばにもイラクに決定機。味方の強烈なシュートがバーに当たった跳ね返りをムスタファ・クァベールが頭で押し込んだが、オフサイドの判定で難を逃れる。
試合はビハインドのまま折り返し。日本はハーフタイム中に3枚替えを敢行し、山根、横山、坂本に代えて松木、永長鷹虎、熊田直紀を投入した。
後半に入っても一進一退の攻防が続くものの日本はなかなか主導権を握り切ることができない。65分には日本ボールの左CKから保田堅心が高いクロスを供給したものの競り合いの中でファウルを取られてシュートには持ち込めず。
後半に入ってからシュートを打てていない日本は68分にも保田に代えて北野を起用。その後、日本は徐々に高い位置まで持ち込む回数を増やすものの最後の部分で意思疎通がかみ合わない場面が目立つ。
78分に5枚目のカードで松田隼風に代えて髙橋仁胡を起用する。直後にはボックス右で北野のスルーパスに抜け出した熊田が左足でシュートを放ったもののイラクGKがセーブ。そのプレーで得た左CKでも熊田がヘディングシュートも放ったが枠をわずかに越えていく。
徐々に日本が攻勢を強めている83分、ボックス右でボールを持った永長が左足を一閃。弧を描いたシュートがゴール左を捉えてついに追いついた。試合はそのまま1-1で90分間を終える。
延長戦に突入するタイミングで日本はさらに屋敷優成に代えて松村晃助を投入。パスを繋ぎながら崩しを図る日本だったが延長前半の104分にボックス左のアリ・ジャシムが細かいタッチのドリブルで突破して中央に折り返し。ファーに流れたボールをモハンメド・ジャミールに沈められた。
それでも延長後半終盤の118分、右サイドでボールを持った永長がクロスを供給。中央の熊田が頭でボールを捉えて大会通算5点目となる同点弾を決め切った。試合の行方はPK戦に委ねられる。
そして、PK戦では5-3でイラクが勝利。日本は3位決定戦に回り、U-20ウズベキスタン代表vsU-20韓国代表の敗者と18日に対戦する。
■試合結果
U-20イラク代表 2-2(PK:5-3) U-20日本代表
■得点者
イラク:アリ・ジャシム(12分)、モハンメド・ジャミール(104分)
日本:永長鷹虎(83分)、熊田直紀(118分)
今後のスケジュール
・3位決定戦
対戦カード:U-20ウズベキスタン代表orU-20韓国代表 vs U-20日本代表
日時:2023年3月18日(土)19:00キックオフ
※日本時間
※日本戦はDAZNで配信予定
https://news.yahoo.co.jp/articles/1355970a2175468b192e850b60054397edd41957
引用元: ・【サッカー】永長1G1Aに熊田が大会5点目も…U-20日本代表、PK戦の末イラクに敗れてアジア杯3位決定戦へ [久太郎★]
本番はU-20W杯だから
イラクは中3日、日本は中2日でもともときつかった
強心臓すぎるだろ