B2爆撃機が米基地離陸　イラン攻撃との関連不明

　【ワシントン、エルサレム、テヘラン共同】米主要メディアは21日、米軍のB2ステルス戦略爆撃機が中西部ミズーリ州の基地を離陸したと報じた。B2爆撃機は、イラン中部の地下核施設を破壊できる「唯一の手段」とされる大型の特殊貫通弾（バンカーバスター）の運搬が可能。西方へ向かったとみられるが、イランとイスラエルの交戦との関連は不明だ。　ウォールストリート・ジャーナル紙によると、B2爆撃機が必要となる事態に備えて配置を整えている可能性があるが、攻撃準備の命令は出ていないとした。外交解決のため対イラン圧力を強めることが狙いとの指摘もある。米当局者の話として米領グアムの基地に移動しているとしている。

トランプ大統領は21日、訪問先のニュージャージー州からホワイトハウスに戻り中東情勢を協議。トランプ氏は19日、イランへの攻撃に踏み切るかどうかを2週間以内に決めると表明している。

一方、イランのメヘル通信は21日、首都テヘランで新たに核科学者がイスラエルの無人機攻撃で死亡したと報道した。

2025年06月22日 07時36分共同通信
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