「スリープテック」と呼ばれる分野や、昆虫食など事業の幅を広げている。固定電話離れで通信事業が
頭打ちになる中、社会課題の解決につながるビジネスを非通信事業として模索。令和8年3月期までに
非通信事業の売上高比率を半分以上に引き上げる目標の達成に向け、新規ビジネスに力を注ぐ。
「寝具メーカーが中心の睡眠関連市場に当社がプラットフォーマーとして他事業者の参入を促し、
市場全体を拡大させたい」
NTT東のスリープテック事業ディレクターの尾形哲平氏は今月18日に神奈川県箱根町の
老舗温泉旅館で開いた〝寝落ちするための演奏会〟でこう語った。音楽が睡眠に与える影響をITを駆使して
検証し、選曲。尾形氏らの狙い通り、参加者はささやくように歌う生演奏を聞きながら眠りに落ちた。
同社はスリープテックに2年から専業ベンチャーと協業して取り組む。当初は社内の中堅社員の業務が
増える中、脳の働きを最大化するためには睡眠の質を向上させることが必要という社内の声から始まったという。
現在は睡眠関連市場に参入した飲料メーカーへのコンサルティングなども行っており、「睡眠の悩みは一つの
企業だけでは解決できない。われわれがハブ(中核)となって複数企業と組むのは、通信インフラ会社らしい
取り組みと考えている」(尾形氏)。
NTT東はスリープテック以外にも昆虫食、農業などにも注力している。昆虫食では食料不足の解決策として
注目される食用コオロギの養殖の支援を1月に始めた。競技人口が増えて人気が高まっている「eスポーツ」
も専門子会社を設立して力を入れる。佐藤文武担当部長は「インターネットや電話の会社ではないように見える
事業も多いが、地域社会貢献や社会課題解決という点では通底している」と語る。
つづきはそーすで
産経新聞 2023/3/23 13:21
https://www.sankei.com/article/20230323-7E6CJ2IUWNI6VC5EVJR3RRNUXA/
引用元: ・【通信】NTT東日本、固定電話離れで非通信に活路 睡眠関連市場や昆虫食市場へ [おっさん友の会★]
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