信じられないかもしれないが、昔は、わりと普通に打ちながら会話ができた。もちろん、そこそこうるさいにはうるさいものの、店内の有線放送も聞こえるレベル。好きな曲が流れた際には、よく口ずさんだものだ。
かつて、パチンコ・パチスロの音はチープなものだった。BGMというよりも、ほとんど効果音。作り手側に「とりあえず、なにか鳴ってりゃいいだろ」的な雑さはなかっただろうが、特にパチスロは音楽が流れたとしても有名なクラシック曲だったりと、台の世界観とはまるで違うものも少なくなかった。
個人的に考えるターニングポイントの1つは、山佐の4号機『ニューパルサー』のデビューだろうか。FM音源を採用したことで、サウンドの迫力が格段にアップ。その上、カエル絵柄でビッグボーナスをそろえると、しっかりとカエルの鳴き声が響き渡るのである。
また、同じく山佐の4号機『ダイバーズXX』はカメ絵柄でビッグボーナスを入賞させると、童謡『浦島太郎』が流れる。台の世界観をBGMで表現した、歴史的な1台と言っても過言ではない……かもしれない。
その後、筐体の進化と共に続々とタイアップマシンが登場。当然、大当り中には関連楽曲が使用されるわけで、そうこうするうち、アニメやドラマ、映画などの原曲が聴けるようになった。
せっかく著作権使用料や原盤使用料を払っているんだもの。そう考えているか否かは分からないが、このあたりから、パチンコ・パチスロの音量がデカくなったように思う。各種効果音にかき消されないBGMの音量。中にはウーファーを搭載した暴力的な機種まで現れ、気付けばパチンコホールは“騒音”と呼ばれるまでに至ってしまった。
(略)
昨今は外国人観光客が激増中だ。日本独自の文化に興味があるのか。ニコニコ顔でパチンコホールに入店する外国人をよく見かけるが、その多くは耳をふさぎながら、すぐさま退店。騒音レベルは工場やカラオケボックスと変わらないほどなのだから、仕方ないことではある。
そんな中、注目のマシンが導入を控える。今年の10月にホールデビュー予定の三洋物産のパチンコ『Pスーパー海物語IN沖縄6』。なんとイヤホンジャックが装備されているのである。つまり、イヤホンを接続することで、遊技機の音楽を直接聞くことが可能。すでに試打した人の話を聞くと「没入感がすごい」「臨場感がある」など概ね好評なようだ。メーカー団体によると、今後はBluetooth対応のマシンも視野に入れているという。
引用元: ・【パチンコ】もはや騒音レベルなパチンコ店の“音事情”に新時代が到来か イヤホンジャック搭載機が登場 [ネギうどん★]
昭和の人間だからかアレが染み付いてて
っていうかもうパチンコ廃止か現金化完全廃止でいいのに

