女子やり投げの予選が行われ、昨夏のパリ五輪金メダルで日本女子初の大会連覇がかかる北口榛花(27=JAL)が登場。60メートル38と伸ばせず、A組8位となった。
予選B組の結果、上位12人に入れず、まさかの予選敗退が決まった。スペシャルアンバサダーの織田裕二(57)はねぎらいの言葉を送った。
北口はスタートリストの1番目で登場。1投目から60メートル31の投てきを披露し、ほっとしたような笑みを浮かべた。2投目は60メートル38と進出ラインは超えられず。
今度は悔しげな苦笑い。3投目は伸びを欠き、58メートル80に終わった。試技を終えた後は涙をこぼし、タオルで目元をぬぐいながら引き上げた。
「いや~…北口さんにとっては終わっちゃった…悔しい」と語り始めた織田。「本当にずっと期待を背負って…あの笑顔の裏にケガを隠してたと思うと胸が苦しくなる」と吐露した。
「でも選手としてはまだこれからですからね」と切り替えて、
「東京は残念でしたけど、僕らは常に金メダルだけを期待しているわけではない。北口さんには感謝しかない。世界に誇れる日本人金メダリストがいるってだけで、他の日本人選手も母に背中を押されてるような安心感もあったと思う。そのおかげで日本人選手は大活躍ですから。ありがとうとしか言いようがない。
また次待ってます!いったん気持ち切り替えるためにどこかで好きなことやって、うまいもん食って、ぱーっと騒いで、いつもの明るい笑顔を見たいですね。日本を久しぶりに楽しんでからチェコでコツコツとした練習を頑張ってほしいですね」とねぎらいの言葉を送った。
北口は今年6月に右肘の違和感を訴え、「右肘内側上顆炎」と診断された。7月の日本選手権は欠場。復帰戦だった8月20日のダイヤモンドリーグ(DL)第13戦は、50メートル93という低調な記録で最下位に終わった。
同28日のダイヤモンドリーグ・ファイナルでも最下位の6位だったが、60メートル72と記録を伸ばしていた。しかし、患部の状態は万全ではなく、予選で涙を呑む形となった。
引用元: ・【世界陸上】織田裕二「胸が苦しくなる」 まさかの予選敗退の北口榛花へねぎらいの言葉「感謝しかない」 [冬月記者★]
失言スレスレでヒヤヒヤさせることもあるけどさ

