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区長がコロナ禍で痛感した野党の「覚悟」の欠落
2025/09/22 7:00
立憲民主党や共産党が支持を伸ばせないのはなぜか。世田谷区長の保坂展人さんは「自民党が自壊している好機なのに、野党は市民参加型の政治を望む有権者や保守化傾向にある若い世代の受け皿になれていない」という――。
自民党に勝つ絶好の機会でもリベラルが低迷するワケ
石破茂首相が退陣を表明し、早くも総裁選レースが動き出した。新総裁と今後の連立の枠組みなど政界再編に注目が集まるが、野党の動向についても検証したい。
7月の参院選では、自民・公明は大きく議席を減らし、与党は過半数割れとなった。その一方で、野党第一党の立憲民主党も改選22議席から上積みができず、政権批判の受け皿にはなれなかった。立憲民主党と選挙協力を行った共産党も、改選前の半分以下となる3議席にとどまった。なぜ、左派・リベラル勢力は振るわなかったのか。
既成政党への不満が高まる一方で、「日本人ファースト」に象徴される右派的主張を唱える参政党や、「手取りを増やす」を訴え、ポピュリズムを動かした国民民主党が躍進した。
現在は、人口約92万人を抱える自治体の首長として、独自の政策に取り組んだことで保守層からも安定的な支持を得て、すでに4期目14年を数える。
ジャーナリストの亀井洋志がリベラル派の政治家の中で稀有な存在である保坂氏にインタビューし、国政でリベラル勢力が低迷している現状について原因を分析してもらった。
※インタビューは8月15日に実施しました。
立憲民主党の敗北
――参院選の結果、与党は非改選も含めて過半数(125議席)を割り、惨敗しました。その一方で立憲民主党は獲得議席が横ばいの22議席にとどまり、野党第一党としての存在感を示すことができませんでした。この結果をどう分析されますか。
【保坂】立憲民主党は獲得議席数だけを見れば現状維持ですが、事実上の敗北といわざるをえません。全国に32ある「1人区」のうち17選挙区で共産党の候補者が降りています。
一方で、保守票の食い合いも起きました。参政党が全選挙区に候補者を立て自民党の票を削ったことを考慮すれば、立憲民主党はかなりの苦戦だったと見るべきでしょう。事実、比例代表の得票数は国民民主党、参政党の後塵を拝し、野党3位でした。
有権者からすれば、石破茂首相と野田佳彦代表は同質・同類の政治家に見えたのではないでしょうか。二人は同じ年齢で、党首討論で互いを「(1990年代の)政治改革を知る世代の政治家」として評価し合っています。
選挙前から選挙後に至るまで大連立の噂が絶えないのも、両氏の関係に、自民党と立憲民主党の差異よりも共通項を感じる人が多かったからではないでしょうか。
「立憲民主党の政権構想」は見えない
【保坂】自民党は旧安部派を中心とした「政治とカネ」の問題に決着がつけられず、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との長年の癒着の歴史への調査も怠ってきました。
自民党の自壊が進み、4半世紀にわたって相互補完関係にあった公明党との選挙協力も十分に機能しなくなってきています。
長年にわたって自民党の政治体質を厳しく批判してきたのが、かつての民主党であり、現在の立憲民主党でした。
2024年10月の衆院選で自公は過半数割れになり、少数与党となった石破政権とどう向き合うかが注目されました。立憲民主党は予算委員長や法務委員長、憲法審査会長などの主要ポストを押さえましたが、この9カ月間で「新しい政治の形」が見えてこないことへの厳しい評価だったのかもしれません。
多くの人々にとって関心の高い「高額療養費制度」の自己負担上限の引き上げを中止に追い込みましたし、与党が多数の時代には数の力で拒否し続けてきた裏金議員の参考人質疑を実現するなど、成果はありました。
立憲民主党としても正念場だった年金制度改革関連法は、自公と修正協議を経て6月に成立させました。与党の原案に立憲が主張していた基礎年金の底上げ策を盛り込む形で修正したわけですが、年金制度の複雑さがあるとはいえ、重要な政治課題が有権者に正確に理解されたとは言い難い状況でした。
つまり、衆院選で自公を少数与党に転落させた後、「こんな政権をつくる」というビジョンを示せなかったことで、立憲民主党への期待値は下がっていったのだと思います。
(略)
引用元: ・なぜリベラルは選挙で勝てないのか…「非自民」の世田谷区長が考える躍進した参政党と立憲民主党の決定的違い (保坂展人さん) [少考さん★]
党首が移民政策にブレ微れだからな。
酷民民珍党と同じく一発屋で終わりそうだな。
オールドメデアがいくらアンケート捏造しても
選挙の投票結果まではごまかせんよ
立憲はこれを訴えればよい
これこそリベラル&保守であり
戦争と終戦直後のハイパーインフレを知る昔の自民党の見識だった
今の自民党は小泉・高市を含めて劣化議員が多くこの見識がないから
リベラルにも保守にもなれない無能世襲と観念右翼
改憲・軍拡・戦争準備&言倍バラマキポビュリズムの維新・国民・参政とも
減税バラマキボビュリズムのれいわとも一線を画して無責任なポビュリズム政党に成り下がるな
外国人ファーストそのものだよ

