「子どもたちは最初から一枚岩ではなかった。Pちゃんをどうするかを話し合う過程で意見が割れた。卒業式の3日前の話し合いでは、32人の子どもが16対16に分かれる結果になった。自分の考えが絶対だと思っていた子どもたちは、半分が反対の考えを持っているという現実に直面した。命の問題には理屈だけでは割り切れない部分があり、議論を通じてその複雑さを子どもたちは実感していた」
「泣きながら自分の考えを述べ、みんなそれを真剣に聞いていた。しゃべらない子どもがいたとしても、一生懸命色々なことを考えている。うまく言葉にすることはできないけれども、そういった子どもたちだって当然いる。黙っているからといって、何も考えていないわけではない」
-議論の最終局面で、クラス全体の意見が変わる大きな転機があった
「最終的に、クラスの結論は『下級生に引き継ぐ』に全員一致でまとまった。そのきっかけは、『食肉センターに送る派』の中心だった子どもの一言だった」
「その子は『僕の考えは変わらない。食肉センターに持っていくという意見に変わりはない。でも、引き継いでもらうと言っている人たちの気持ちも分からないではない』と語った。続けて『どちらを先にやったらいいかと考えた時、まずは引き継いでもらうということを、できるところまでやってみたらいい』と言った」
「この一言で、クラスの空気が一気に変わった。食肉センター派と引き継ぎ派で16対16に分かれていた状況が一瞬で崩れ、全員が引き継ぎ派に賛同し、最終的に32対0となった」
■子どもたちの結論をひっくり返した理由
-子どもたちの議論では「引き継ぐ」案で全員一致したが、最終的には黒田さんが「食肉センターに送る」と決断した。なぜ、そのような判断を?
全文はこちらでお読みください
https://news.yahoo.co.jp/articles/3df7d864b13d673eedc683e37b070fe921ce4f65
引用元: ・小学校で飼ったブタ「食肉センターに送るか」児童が涙の議論 決断下した元教諭「今も問い続けている」 [♪♪♪★]
良牙を思い出す

