橋下徹、国会欠席を続けるガーシーの問題で見解…「このことで除名は、やり過ぎ…体制側に逆らう国会議員を多数で排除につながりうる」

橋下徹氏、国会欠席を続けるガーシー氏の問題で見解…「このことで除名は、やり過ぎ…体制側に逆らう国会議員を多数で排除につながりうる」

フジテレビ系「日曜報道　ＴＨＥ　ＰＲＩＭＥ」（日曜・午前７時半）は５日、国会欠席を続けるＮＨＫ党のガーシー（本名・東谷義和）参院議員がＦＮＮのインタビューに応じたＶＴＲを放送した。

参院議院運営委員会は３日の理事会で、ガーシー氏に懲罰としての「陳謝」をする本会議を８日に開くことを決めている。

４日（日本時間）にドバイ市内でＦＮＮのインタビューに応じたガーシー氏は、国民に対して国会で陳謝に応じる意向を示した。一方で複数の著名人を脅迫した疑いなどで警視庁が捜査していることから帰国について「可能性としてオレのことを逮捕しようとする気持ちは９０パーセント以上、警察はあるやろうなな、と思っています。かなりの覚悟をもって（日本に）入らないとたたきつぶされると思っているので相当今悩んでいます」と述べた。

コメンテーターで元大阪府知事の橋下徹氏は、ガーシー氏の発言を受け「国会に必ず出席しなければ、国会議員として仕事ができないという今の国会の仕組みは、もう古いと思います。出席しなくてもリモートで国会議員としての活動ができるようにするとか、そういう仕組みに、これからの時代はしなけれならない」とした上で「そのようなことをやろうとしても、現行法はまずは出席なんです。国会議員なんで東谷さんも。国会議員で我々国民に法律を要求する立場ですから、その現行法を無視するのはダメだと思います。出席してリモートでも活動できるような法律に改正していくべきだと思います」とコメントした。

その上で「このことで除名は、やり過ぎだと思います。今回は陳謝ですけど、どうもこの後、陳謝をしなければ除名までいくんじゃないかっていう話なんですけど」とし「東谷さんは、２９万票ぐらいの票を取っているんですかね？衆議院議員で２９万票の票を取っている議員はいません、もちろん小選挙区制だから。全国の知事市長でも２８万票を取るって大変なことなんです。で、東谷さんは国会に出席しませんという形で国会議員活動をやると公約に掲げて当選した。だからこれは、法律を変えるために東谷さんはいったん、出席して戦うべきなんだけど、こういう形で選挙で当選した以上は、東谷さんを除名にする、国会議員の身分を剥奪させるのは最後は有権者の権限と責任だと思います」と指摘した。

続けて「国会議員の多数で、もし、はく奪してしまうと体制側に逆らう国会議員を多数で排除していく…それにつながりうる可能性は僕は非常に危険だと思うから、多数で国会議員の身分を奪うのは、重大な犯罪を犯したとか、国会の運営を著しく乱す、そういう場合でしか、多数決にいる除名は僕は適用すべきじゃないと思います」とコメントしていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7dda34591797bddce561f4d3fd1df50feef5a198