【WBC】槙原寛己氏が米国のＷＢＣ御家事情に苦言「言い訳しなくていいんですよ」

東スポWEB

元巨人で野球評論家の槙原寛己氏（59）が26日に「サンデーモーニング」（TBS）に出演し、先日まで開催されていたWBCにおける米国の内部事情について苦言を呈した。

槙原氏はこの日の放送にWBCで同じく解説を務めた大魔神こと佐々木主浩氏とともに出演。劇的なサヨナラ勝利を収めた準々決勝のメキシコ戦については「正直泣きました。涙が出ました」と率直な心境を明かせば、優勝を果たした決勝の米国戦についても「完全に米国に勝ったと。村上選手の本塁打が豪快で、確信歩きをしていた。日本人でもそういうことができるようになったんだと、気持ち良かったと思えた瞬間ですよ」と大興奮だった。

一方で、米国選手の招集、出場条件として在籍する各MLB球団の取り決めや保険が絡むことを番組内で説明されると声色は一転…。「アメリカチームも、お金の事情どうだこうだで言い訳しなくていいんですよ」と槙原氏が少々語気を強めると、MCの関口宏も「ねぇ！」と同調。槙原氏は「出たい人が出る、そういう気持ちを持った人が出てね、最高峰の戦いをやって欲しいので。ああいうインサイドの情報っていうのは本当に嫌だねって思いましたね。こういう人が出てたら違ったっていうようなことを言いたいのかなと思っちゃうんですよ。全然日本人勝ちますから」と米国の「御家事情」に苦言を呈した。

MLB球団のスター選手は年俸数十億円から数百億円での複数年契約を結ぶため、ケガや調整不良を防ぐべく、所属選手のWBC出場には日本以上に慎重な姿勢を取る上、保険の加入条件もクリアしなければならないなど、出場に向けたハードルはかなり高い。今大会でも出場に意欲を示していたカーショー（ドジャース）が保険に加入できず招集を断念していた。

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