週刊SPA!編集部
―[男が知らない女の[危険な日常]]―
若い女性たちはなぜ、ここまで容姿に苦しめられるのか。インスタやXを開けば、加工された美貌、洗練されたメイク、整形後の成功例が絶え間なく流れ込み、“かわいい”の基準はかつてなく高騰している。褒められても安心できず、黙っていても値踏みされるーーそんな逃げ場のない時代に生きる女性たちの生きづらさを探った。
世間が求める“かわいい”のレベルが爆発的に上がった結果…
若い女性たちはなぜここまで、容姿コンプレックスに苦しむのか。SNSカルチャーに詳しく、自身も醜形恐怖症や摂食障害に苦しんだ過去を持つ、美容系インフルエンサーの綾瀬ちい氏(25歳)はこう語る。
「小学生の頃、全国で1位の成績を取る科目もあるくらい勉強を頑張っていたのですが、クラスの男の子に容姿をバカにされて『勉強ができてもブスだと意味がないんだ』と思うようになりました。それがきっかけで、高校生の時にガリガリに痩せたり、反動で一日7000kcal以上摂取して激太りしたりしていた。容姿を気にするあまり、思春期はつらいことも多かったです」
これは綾瀬氏だけの話ではない。現代の若い女性はスマートフォンを開いた瞬間から、容姿への評価にさらされ続けている。
「インスタやXには加工済みのかわいいアイドルやインフルエンサーの写真が大量に流れてきて、プロ級のメイク動画も山ほどある。整形も身近になった。世間が求める“かわいい”のレベルが爆発的に上がった結果、実際に見たら十分かわいいのに『もっとかわいくならなきゃ』と悩む女性が増えています」
SNSには見ているだけでは済まない残酷さも
上には上がいることを毎日突きつけられる。加えてSNSには、見ているだけでは済まない残酷さがある。
「小学生の頃からSNSに触れ続けてきましたが、今が一番ひどいと思います。見知らぬ誰かが容姿を叩くコメントを書き込むと、それに乗じてどんどん人が集まってくる。芸能人でも有名人でもない、趣味で写真を上げただけの普通の女のコが標的になることも珍しくない。“おすすめ”のアルゴリズムにたまたま選ばれて拡散されただけで、ある日突然、何百何千というコメントで顔を攻撃される。叩かれるかどうかは、もはや“運ゲー”なんです」
発信する側もしない側も、もはや無関係でいられない
発信しなければ安全かといえば、そうでもない。
「友達が一緒に写った写真をSNSに載せただけで『右のコ、ブス』と品評される。本人たちは仲良く写真を撮っただけなのに、『引き立て役を連れてきた』と決めつけられて攻撃を受けることもある。発信する側もしない側も、もはや無関係でいられない。普通に生きているだけで容姿を値踏みされるリスクがある時代なんです」
称賛も女性たちの心をすり減らす
称賛もまた、女性たちの心をすり減らす。
「リアルの友人に『かわいい』と言われても、お世辞かもしれないと素直に受け取れない。その点SNSは、ひどい言葉を投げかける選択肢もあるなかで褒めてくれる。自己肯定感の低い女性ほど、忖度のないSNSの称賛にすがりやすい。でも、そうやってSNSに居場所を求めるほど、また傷つくリスクも高まっていく」
褒められても不安で、黙っていても値踏みされる。逃げ場のない環境に毎日さらされれば、容姿コンプレックスにとらわれるのは当然か。若い女性たちの生きづらさは、テクノロジーの進化とともに深く、静かに根を張り続けている。
【インフルエンサー 綾瀬ちい氏】
大阪大学文学部卒。容姿コンプレックスや摂食障害を乗り越えメイクを独学で研究。美容系インフルエンサーとして活躍中
>>2026年6月16日号より
取材・文/週刊SPA!編集部
引用元: ・「右の子、ブス」友達がSNSに載せた写真で容姿を値踏みされ…現代の若い女性を追い詰める“アルゴリズム”の残酷さ [少考さん★]
バカが増えることで地方の中小サッシ製造会社の仕事減る?潰れる?
◯ 外見のパラメータの客観的精密さ
ネットリテラシーが低すぎる

