アメリカで発生した「Clover Hill Dairy(クローバー・ヒル・デイリー)」社のチーズを巡るリコールが、同社の全チーズ製品へと一気に拡大した。
当初は一部のソフトチーズのみが対象だったが、検査の結果、事態はより深刻であることが判明した。
今回のリコールは、すでに1人の死亡、10人の入院、臨時の健康被害が報告されている深刻なアウトブレイク(集団感染)に関連している。
アメリカでのニュースだが、輸入食品店をよく利用する日本の私たちにとっても、決して他人事ではないはずだ。
妊婦や高齢者は特に注意!「リステリア菌」の真実
今回のリコールの原因となったのは、「リステリア・モノサイトゲネス(Listeria monocytogenes)」という細菌だ。
このリステリア菌は、健康な大人が感染しても軽症で済むことが多いが、幼い子どもや高齢者、免疫力が低下している人にとっては、深刻で時には命に関わる感染症を引き起こすリスクがある。
さらに、妊婦が感染すると流産や死産、新生児の重い感染症につながる危険性もあるため、特に注意が必要なはずだ。
この菌の厄介なところは、通常の食中毒菌とは異なり、冷蔵庫のような低温環境でも増殖できる点にある。科学的な知識を持って、正しく警戒してみよう。
別のブランド名に再包装されている可能性も?
今回リコール対象となったClover Hill Dairy社の製品は、アメリカのメリーランド州、ニュージャージー州、ニューヨーク州、ノースカロライナ州、バージニア州、およびワシントンD.C.のファーマーズマーケットや卸業者を通じて販売されていた。
しかし、最も注意すべきなのは、これらのチーズが別のブランド名に再包装されて販売されている可能性があることだ。
「Kesso」「Quesos La Ricura」「Izalco」「De Mi Pueblo」「Rio Lindo」といったブランド名に心当たりがある場合や、海外のお土産・並行輸入で購入した記憶がある人は、パッケージの製造許可番号(プラント番号)「24-128」を確認してみよう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3738c9a9cb728b5468998155f6d82e448cd333b
食の安全を守るために私たちが今できること
アメリカの食品医薬品局(FDA)の発表によると、もしこれらの対象製品が手元にある場合は、絶対に食べたり、人に提供したりしてはいけない。購入した店舗に返品すれば、全額返金が受けられる仕組みだ。
日本国内の一般的なスーパーで直接見かける可能性は低いかもしれないが、オンラインの並行輸入品等を利用する際は、こうした海外のリコール情報にアンテナを張っておくことが自分と大切な人の体を守る第一歩になる。
これを機に、冷蔵庫にある輸入食品のラベルを一度チェックし、正しい衛生管理を意識してみよう。
引用元: ・「冷蔵庫の中でも増殖」米有名チーズが全製品リコール。1人死亡、10人が入院した“見えない食中毒” [567637504]
影響を受けている製品は、バケツや袋、クランシェル(プラスチック製の嵌合)容器など、さまざまなサイズや形式で販売されている。
●塩水入りのソフト・クアハダ(Soft Cuajada in Brine):5ガロン(約18.9リットル)および2ガロン(約7.6リットル)のバケツ
●ソフト・クアハダ(真空パック):5ポンド(約2.27kg)の袋、2.5ポンド(約1.13kg)および14オンス(約397g)のクランシェル容器
●クアハダ(真空パック):30ポンド(約13.6kg)の箱
●リコッタ(Ricotta):5ガロン(約18.9リットル)および2ガロン(約7.6リットル)のバケツ、2.5ポンド(約1.13kg)のタブ容器、1ポンド(約453.6g)のクランシェル容器
●ソフト・クアハダ・クラム(Soft Cuajada Crumbs)
●マイルド・チーズ各種(ヤミーチェダー、ホワイトチェダー、ホワイトコルビー、モントレージャック、マーブルジャック):半ポンド(約227g)、1ポンド(約453.6g)、2.5ポンド(約1.13kg)、5ポンド(約2.27kg)、40ポンド(約18.1kg)、および各スナックパック(6.4オンス=約181g、3.2オンス=約91g)、フレッシュチェダーカードの箱(0.75ポンド=約340g、1.5ポンド=約680g)
●シャープ・チーズ各種(チェダー、ヤミーチェダー、ホワイトチェダー、モントレージャック):半ポンド(約227g)~5ポンド(約2.27kg)、スナックパック
●フレーバー・チーズ(ホースラディッシュ、オールドベイ・チェダーなど):半ポンド(約227g)~40ポンド(約18.1kg)
●ペッパージャック各種、スモークチェダー各種、スモークペッパー各種
なぜなら、リステリア菌の特異な性質と、極限まで最適化された現代のサプライチェーンが、食の安全に「見えない罠」を仕掛けているからだ。リステリアは低温でも増殖し続けるため、従来の「冷蔵すれば安心」という常識が、むしろ菌を育む温床となっている。さらに、あるブランドの製品が別の名前で詰め替えられて流通する現象は、汚染源を隠蔽する天然の迷宮を作り出している。大量生産と物流の効率化が追求された果てに、一つの汚染が名前を変えて連鎖的に世界中へ広がっていく、逃れられない循環が完成してしまったのだ。私たちは、表面的なブランド名に惑わされることなく、製造番号という絶対的な真実を追い続ける必要がある。
なんで今まで起きなかった?
チーズの菌が強いからこういうのは繁殖できないとか?

