今の子供たちは、何でもかんでも「やばい」「うざい」「きもい」「えぐい」といった極端な言葉で表現しがちです。しかし、トラブルが起きた時に「やばい、やばい」と連呼しても何も変わりません。解決策を思案することも、人に思いを伝えることも、他者とわかり合うこともできません。
「子供たちの言葉の乱れは、生活の乱れに直結します。子供同士がわかり合えない、自分の気持ちを表現できない、他者の気持ちを考えられない、みんなで協調することができない。いずれも、言葉の乱れから起きることです。
ただ、最近は保護者だけでなく、保育士や習い事の先生も、あるいはタレントやユーチューバーも『やばい』を連発するなど語彙力がありません。そうなると、いくら学校で細かな言葉を教えて、きちんと言葉で考えようね、きちんと言葉で伝えようねと言っても、まったく心に響かないのです」
「親子の会話の減少の原因はスマホでしょうね。今の子は、3歳くらいで1日のスクリーンタイムが4、5時間というのは珍しくありません。親はそれ以上です。そうなると、園への送り迎えの最中だけでなく、食事中もそれ以外の時間もずっとスマホ漬け。
また、園で言葉を教えても、それを家族や友達とのプライベートの時間で使わなければ自分のものになりません。血となり肉とならないのです。今の子は、言葉を勉強として教えられる機会は増えても、遊びの中で使わないので、自分のものとして使いこなせない。だから、2歳くらいで『やばい』『うざい』としか言わない子も珍しくなくなっています」
家庭科の調理実習で、トマトソースを作ろうとした時、一人の男子がトマトのヘタ(緑の部分)まで煮てしまった。すると周りの子たちが一斉に「きしょ」「こいつ、ヤバ」「マジ終わった」と叫んだ。その結果、その子は傷ついて学校に行けなくなった–。
考えてみてください。
トマトのヘタを煮たところで、気持ち悪いことも、やばいことも、終わったこともありませんよね。彼らは何か想定外のことが起きた時、反射的にそうした乱暴な言葉を発しているだけなのです。
でも、それを言われた人にとってはどうでしょう。単にヘタを煮ただけで、気持ち悪い、ヤバい、終わったと言われれば、落ち込み、友達と一緒にいるのが怖くなるのは必然です。https://news.livedoor.com/article/detail/32238063/
引用元: news.livedoor.com
COMMENTARY解説
調理実習でトマトのヘタを煮た男子が、周囲の言葉で不登校になったという。
『やばい』が人を追い込むことがある。
大人も『やばい』を連発しており、他人事ではなさそうだ。
送り迎えも食事中もスマホという家庭が珍しくないという。
子どもだけでなく大人にも刺さる話といえそうだ。
学校だけの指導では、語彙の乱れは変わらないとみられる。
記事では、トマトのヘタを煮た男子生徒が『きしょ』『マジ終わった』と言われ不登校になった例が紹介されている。専門家は、子どもだけでなく保護者や保育士、タレントまで『やばい』を連発しており、語彙の乏しさは大人にも及ぶと指摘する。背景には親子の会話時間を奪うスマホの存在があり、3歳児で1日4、5時間のスクリーンタイムも珍しくないという。園で言葉を教えても、家庭や友達との時間で使わなければ身につかないとの見方も示されている。
VOICESネットの声
マジ終わった
すぐそばに凶器あるのに狂気の沙汰だわ
その言葉で相手がキャパオーバーになってプッツン言ったら刃傷沙汰避けられんぞ






