バイデン氏、広島へ　17日に出発　債務上限問題での予定変更なし

バイデン氏は訪日後、南太平洋のパプアニューギニア、オーストラリアを相次いで訪れる予定で17日から1週間程度、米国を不在にすることになる。債務上限引き上げ問題では、バイデン氏と共和党のマッカーシー下院議長はこの週の前半に会談を予定。協議は難航しており、このまま合意に至らなければ、米国債が6月1日にも債務不履行（デフォルト）に陥る恐れがある。

デフォルトになれば、米国の信用が失墜して国際金融市場に大混乱を巻き起こしかねない。国家安全保障会議（NSC）のカービー戦略広報調整官は12日の記者会見で、デフォルトに陥った場合は「国家安全保障上の観点から明らかに有害な作用がある」と指摘。「（中国やロシアが）米国は信頼できるパートナーではない、安定したリーダーではないと非難するための恐ろしいメッセージを送ることになる」と懸念をあらわにした。【ワシントン鈴木一生】

毎日新聞 2023/5/13 10:07（最終更新 5/13 10:07） 573文字
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