10/21(水) 15:03
小説家の塩野さち氏が10月20日、自身のXアカウントで生活保護を受けているため小説の印税が入ってもその分だけ保護費が減り、手元のお金が増えず生活の向上に繋がらないことを理由に執筆活動の休止を表明しました。
塩野氏は、第6回集英社WEB小説大賞で銀賞を受賞した『投げたら刺さった ~ラッキーヒットで領主になった僕の成り上がり英雄譚~』の作者です。同作は今年8月21日にダッシュエックス文庫から刊行されたばかりでした。
投稿は、「東京都の制度では印税は財産収入として扱われ、一般的な給与収入に適用されるような勤労控除がないため、小説を執筆しても経済的な見返りがなく、働く意欲につながらない」という制度上の問題を訴えるものでしたが、批判が殺到し、炎上状態となりました。
塩野氏はその後、Xのアカウントを削除し、問題の投稿は現在閲覧できなくなっています。
塩野氏は投稿で、賞の受賞と商業出版に至るまでに膨大な時間と労力を費やしたとし、「小説を書くことは、私にとって趣味であると同時に、立派な労働です。しかし、現在の私には、その労働の対価を得ても生活が豊かにならないという現実があります」と書いていました。
一般的に生活保護を受けていても、アルバイトなどで就労収入を得たときは勤労控除という仕組みがあり、収入の一部が差し引かれずに手元に残ります。これにより、働く意欲が維持され、最終的に生活の立て直しができることが期待されます。
しかし、東京都の生活保護運用事例集では、印税にあたる著作権使用料は「財産収入」とされ、勤労控除の対象になっていません。このため、印税が入ればその分だけ保護費が減ります。
塩野氏はこれを受けて「私の感覚としては、必死に働いて得たお金を全額取り上げられるのと変わりません」「正直なところ、心が折れました」と述べ、活動を一時休止すると発表しました。
生活保護は“健康で文化的な最低限度の生活”を送るために必要な生活費に足りない分を補う制度のため、収入があればその分の保護費が減るのは原則だと言えます。
しかし、塩野氏の訴えは生活保護にくわえて印税も受け取りたい(内容としては、印税にも勤労控除のような仕組みが欲しいという訴え)という意味に受け取られたため、そもそも給与から税や社会保険料を引かれて働く人からの反発を招く事態となりました。
全文はソースをご覧ください
COMMENTARY解説
「正直なところ、心が折れました」と塩野氏。
給与から税や保険料を引かれて働く人には、反発を招いた。
制度見直しの動きは記事になく、議論の行方は見えない。
塩野氏は集英社WEB小説大賞銀賞受賞作『投げたら刺さった』の作者で、8月21日に刊行されたばかりだった。東京都の運用では印税は財産収入とされ、勤労控除の対象外という制度上の線引きが背景にある。印税や保護費の具体的な金額、今後活動を再開する見通しは記事にない。
VOICESネットの声
5ch: ・生活保護受ける小説家が執筆休止を宣言「印税の分だけ保護費が減り手元のお金が増えず…」批判が殺到し、炎上状態に
誤差レベルだけどな(笑)
日本の行政あるある
なぜそんなことをしているかと言えば近代国家にとって国民とは兵だから
関連記事
武部農相「事実関係速やかに確認」 「違法献金」週刊誌報道受け
民改・後藤国対委員長「お金返せば済む問題ではない」 武部農水大臣めぐる一部週刊誌報道めぐり
「コスパもタイパも悪い」 広がる”後輩育成キャンセル” 人材教育のプロに聞く「現場の課題」と「改善策」


