法案は来年4月から2年間、食料品の消費税率を8%から1%に引き下げ、1%相当分を中低所得層に先行給付、29年度に同支援金を本格導入することが柱。約10兆円に上る財源の確保が焦点だが、片山氏はこの日も税外収入、租税特別措置や基金見直しなど従来通りの説明に終始した。
減税を巡っては、インフレ局面下で小売価格の値下げ効果を疑問視する声も出ている。片山氏は「事業者に値下げを迫ることは全く考えていない」として、コスト上昇分の価格転嫁を容認する姿勢を示した。「(減税に乗じた)便乗値上げや買いたたきは絶対許されない」とも強調した。
2年後の税率引き上げに関しては、「極端な大不況になったら当然の措置は取る」と述べ、先送りする可能性に含みを持たせた。
支援金について、高市早苗首相は20日の衆院本会議で、年収100万~350万円の2000万人程度が対象になるとの「参考値」を示したが、片山氏は踏み込んだ要件の提示は現時点で困難と説明した。公明党の赤羽一嘉副代表は「(年収の下限)53万円は絶対に譲れない」と強調。国民民主党の古川元久代表代行は、具体的な支給要件を政令で定める前に改めて協議するよう求めた。
時事通信 経済部2026年10月23日20時32分配信
https://www.jiji.com/sp/article?k=2026102300838&g=pol
COMMENTARY解説
「今後の予算編成プロセスで具体像を示す」と片山財務相。
食料品8%→1%、2年間で財源10兆円規模。
対象2000万人は首相の参考値、財源は未確定。
食料品の消費税率は来年4月から2年間8%を1%に下げ、1%分は先行給付、29年度に支援金を本格導入する。片山財務相は税外収入や租税特別措置の見直しなどを財源の説明に挙げたが、具体像は示していない。支援金の年収下限や支給要件も政令で定める前段階で、公明は53万円を譲れないとし、国民民主は協議を求めている。予算編成の過程で財源と要件の具体像が示されれば、対象となる2000万人程度の中低所得層への実際の効果が見えてくる。
VOICESネットの声
もっと使い道を考えて財源がない状態を維持せねば
中東情勢の悪化を受けた激変緩和措置として実施しているガソリン価格の補助について、政府与党が段階的な縮小を検討していることが分かった。全国平均1リットル=170円程度に抑えているレギュラーガソリンの小売価格を、来春にかけて毎月5円程度ずつ引き上げる案が出ている。原油価格が高止まりする中、財源の枯渇が懸念されていることなどが背景にある。
複数の与党関係者によると、早ければ12月にも補助の縮小を始める。関係者の一人は「急激な価格高騰を避けるため、平均価格が毎月5円程度上がるように調整することになるだろう」と述べた。週ごとの補助を徐々に減らし、小売価格を12月に175円程度、来年1月に180円程度と段階的に引き上げることで、物流への過度な影響や買い占めを極力抑える狙いがある。
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