中国において、日本のポップカルチャーは絶大な人気を誇る。
中国紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」が引用した調査会社「アイリサーチ」のデータでは、2018年時点で中国のオンラインアニメ利用者は2億人を超えていた。その約8割が、日本アニメを好むとされる。
しかし、多くのファンにとって「アニメが好き」なことと「日本を全面的に受け入れる」ことはイコールではない。若者たちも日本の軍国主義の象徴に対して厳格な一線を引いているのだ。
その境界線が露わになったのが、モスクワ国立大学での騒動だ。教室で旭日旗を身につけた中国人留学生に対し、同級生が詰め寄って帰国を要求した。中国で旭日旗は侵略の象徴とみなされており、この一件に関してはネット上で非難が殺到した。
当該の留学生を批判したなかには、小学生の頃から200作品以上のアニメを見てきたファンもいる。24歳のルーシー・ファンは同紙に対し、「アニメの中の日本は本当の日本とは呼べず、理想化されたユートピアに過ぎない」と語り、現実と作品世界を切り離した上で、旭日旗の着用は「許されない」と断じた。
同様の反発は企業コラボにも起きている。中国でも人気が高い日本のファッションブランド「WEGO」が人気アニメ『僕のヒーローアカデミア』とのコラボを発表した際、激しい不買運動が起きた。同作には第二次世界大戦中の731部隊を連想させるキャラクターが登場した過去があり、中国共産党機関紙「北京日報」も強く批判していた。
千年にわたる交流と大衆文化の限界
日中の交流は1000年以上の歴史を持つ。唐代の遣唐使をはじめ、日本は文字や仏教、芸術、制度などを中国から学んで独自の社会を築いた。
しかし、19世紀末以降の近代化と軍事拡張は、日清戦争や台湾割譲、第二次世界大戦の惨禍をもたらした。1972年の国交正常化後も、歴史問題や領土をめぐる摩擦は絶えない。
こうした複雑な歴史を背景に、大衆文化の浸透がそのまま相手国への好感につながるわけではないという冷静な見方もある。
サウス・チャイナ・モーニング・ポストに対し、エルサレム・ヘブライ大学のオルナ・ナフタリ准教授は、大衆文化が必ずしも相手国の政府や政策に「肯定的な態度を育むとは限らない」と指摘する。若者の対日観は、家庭での戦争の記憶や学校教育など、複合的な要素で形成されるからだ。
東京大学の川島真教授も、若者が互いの文化に関心を持つ点に将来の可能性を認めつつ、現状には慎重だ。中国政府が公的交流の多くを停止し、政治の介入が強まっている現状を挙げ、文化交流だけで安定した関係を築く見通しには悲観的な見解を示している。
実際、高市早苗首相の台湾有事をめぐる発言で緊張が高まった際には、中国のアニメイベントから日本関連ブースが撤去されるなど、文化が政治に翻弄される現実がある。
COURRiER Japon
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8c6bef7f1dd3be5fff4e52aa08b1e8d8baa31b4
VOICESネットの声
都合良く誤魔化して見てるんだろ
現実のわーくにが地獄すぎるからだよ
異世界に逃げたくなるわ
テメェの国じゃねえだろ
そんなに日本が嫌なら大好きな祖国に帰れよ
ラーメンマンとかが実在するとでも思っているのか?
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