【福岡高裁】看護師ら襲撃、関与認める　工藤会ナンバー２「指示した」

特定危険指定暴力団「工藤会」（北九州市）による４件の市民襲撃事件で、殺人や組織犯罪処罰法違反（組織的殺人未遂）などの罪に問われ、一審で死刑とされた同会トップの野村悟（７６）、無期懲役とされたナンバー２の田上不美夫（６７）両被告の控訴審第２回公判が２７日、福岡高裁（市川太志裁判長）であり、被告人質問が行われた。野村被告は１３日の控訴審第１回公判で、一審に続き全面無罪を主張。一方、田上被告側は２事件について独断で指示したと一転関与を認めた。

田上被告は弁護側の被告人質問で、女性看護師と男性歯科医が襲撃された事件について「（自分が）傷つけるよう指示した」と述べた。元漁協組合長射殺など２事件は「関与していない」とした。

看護師襲撃を指示した理由を問われると、「（野村被告が）ばかにされ、許せないという気持ちからだった」と述べた。

↓ソース元
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023092700155&g=soc