東京家裁内で離婚調停中の妻を殺害し無罪判決　心神喪失で責任能力否定→検察側が控訴

東京地検は7日までに、離婚調停のため東京家裁を訪れた妻を切り付けて殺害したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われた米国籍の男性被告（37）に無罪を言い渡した裁判員裁判の東京地裁判決を不服として控訴した。6日付。検察側は懲役22年を求刑したが、判決は統合失調症による妄想や幻聴の圧倒的影響を受け、当時は心神喪失の状態だったとして刑事責任能力を否定した。

被告は2019年3月20日、東京都千代田区霞が関の東京家裁1階玄関で、妻（当時31）の首を背後から折り畳みナイフで切り付け、失血死させたなどとして起訴された。〔共同〕

日経新聞　2023年11月7日 19:42
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE077560X01C23A1000000/

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