東京五輪汚職渦中の竹田氏が突然の退任　初のＡＮＯＣ日本理事不在に

２０日までソウルで開かれた各国オリンピック委員会連合（ＡＮＯＣ）総会の改選で、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）前会長の竹田恒和氏が理事から退いた。１９７９年のＡＮＯＣ創設以来、岡野俊一郎氏から竹田氏へつないだ日本人理事が初めて不在に。ＪＯＣ幹部は「本来はこういう場で存在感を見せないといけないのだが…」と苦渋の表情を浮かべた。

竹田氏は、アジア・オリンピック評議会（ＯＣＡ）が推薦するアジアの５枠から漏れた。関係者によると、５月のＯＣＡの会合で突然、５人のリストが発表された。ＪＯＣは経緯の説明や確認を求めたが「既に決まったことだ」と取り合ってもらえなかったという。政府関係者は「明らかな『日本外し』だ。してやられた」と唇をかんだ。

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