香港「5億5000万円投資してくれたら、香港居住権をプレゼントします」

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（ブルームバーグ）： 香港は3000万香港ドル（約５億5000万円）を香港に投資した人に
居住権を与えるプログラムを2024年半ばに開始する。金融センターとしての地位を復活させ、
歳入を増やす取り組みを強化する。このプロジェクトでは、香港のテクノロジーとイノベーションを支援するため、
香港投資管理が運営するポートフォリオへの300万香港ドルの投資が義務付けられる。
その他の適格投資先には、株式や債券、ファンドが含まれる。工業用および商業用不動産への
投資は1000万香港ドルが上限で、住宅用不動産は適格の投資対象にならない。

財経事務・庫務局の許正宇局長は19日、この取り組みは香港に年1200億香港ドルをもたらす
と予想されると述べた。また、年4000人が参加できると予測している。

シンガポールなどアジアの他都市と競い合う香港だが、政治的な締め付けによる人口流出に加え、
不動産市場の低迷により土地の売却収入が減少している。

今回の資本投資移民計画は人材と資本を呼び込む最新の取り組みで、
李家超行政長官が10月の演説で発表していた。

同様の制度は以前、経済成長を刺激するために03年に実施されたが、15年に中止された。
今回の再開は、数年にわたる新型コロナウイルス流行とそれに伴う経済の不振が、
政府に新たな活性化策を促していることを浮き彫りにしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/968c97f31054bfd7d64be80222d8306ba25b9ef1