北海道アイヌ協会 小樽と足寄町の団体 地区協会に加盟承認

02月17日　12時27分

北海道アイヌ協会は、去年新たに設立された小樽市と足寄町の団体について、地域で活動する地区協会として協会に加盟することを承認しました。

北海道アイヌ協会には、会員を２人以上確保するなどした地域で活動する地区協会として道内で５０の団体が加盟していて、アイヌの歴史や文化などを広く伝えようと各地で活動しています。

北海道アイヌ協会によりますと、去年相次いで、小樽市と、十勝の足寄町で設立された２つの団体について、新たに「地区協会」として加盟することを１月に開いた定例理事会で承認したということです。

新たに地区協会が加盟するのは、２０１５年に北見市の「るべしべアイヌ協会」が加盟して以来で９年ぶりだということです。

一方、高齢化で会員が減って、活動の縮小を余儀なくされている地区協会も多く、定例理事会では、オホーツク海側の美幌町の協会と胆振の壮瞥町の協会が高齢化などにより地区協会から退会することが報告されたということです。

北海道アイヌ協会は、「地域に新しく団体ができることは地元でアイヌの存在を認識してもらうことにもつながり喜ばしいと考えている。地域で活動しやすい環境を今後も整えていきたい