参政党・さや氏　ロシアのスパイ呼ばわりされ反論「常識的な判断をしてほしい」

参院選（２０日投開票）東京選挙区に立候補した参政党のさや氏が１７日、東京・有楽町駅交通会館前で街頭演説会を開いた。

この日は日本維新の会を離党して参政党の全国比例候補として出馬梅村みずほ氏とジョイントしたさや氏。１４日にロシア通信社「スプートニク」がさや氏のインタビュー動画をＳＮＳ上に配信したことをめぐって、参政党の神谷代表は党として許可を出しておらず、職員に辞職勧告を出すなど〝スプートニク騒動〟の渦中にある。

さや氏は「スプートニクのニュースに出ましたと、インタビューに答えましたと、そうしたら私がロシアのスパイだということになっている。もし、本当のスパイだったら、スプートニクのインタビューに答えるでしょうか。私は常識的な判断をみんなにしてほしいんです」と訴えかけた。

その上で「常識を取り戻しましょう、みなさん。この選挙は常識を取り戻す選挙です。アメリカの大統領も言っていましたね。どうして自国民を大事にすることが、非難されるのか。私にはまったくわかりません。自分の国民を愛さない政治に、愛さない政権に国民はやっと〝ノー〟を叩きつけているんですよ」と絶叫した。

さや氏の怒りの矛先は自民党政権だ。

「この自民党政権、３０年間も凋落させて日本人を貧しくさせて１人当たりの賃金１３１万円、中央値で下がっている。そんな状態を続けて増税、増税、増税、増税で私たちを殺す気かと言いたいんですよ。国民の怒りはそこまで来ているの。それを選挙で示す、これがこの夏の大きな目標です」

一方で現場には、アンチ参政党の人たちが数十人集まり、「参政党に入れると次はあなたが差別されます」「核武装　徴兵制反対　さやの中身はオッサン（田母神カッカ）だよ」といったプラカードを掲げたほか、「帰れ！　帰れ！」とヤジを飛ばしていた。