石破首相が菅氏、小泉氏と会談　党内情勢巡り意見交換か

　石破茂首相は6日夜、首相公邸で自民党の菅義偉副総裁、小泉進次郎農相と会談した。菅氏が退出後、小泉氏は残り、会談は約2時間に及んだ。党内情勢を巡り意見交換したとみられる。　自民は大敗した7月の参院選の総括を受け、総裁選前倒し要求を巡る賛否の意向を8日に確認する。進退の決断時期を明言しない首相に対し、党内では総裁選前倒しを求める国会議員や地方組織の数が積み上がっており、8日を前に首相の自発的な退陣に期待する声が出ている。

菅氏は2024年9月の総裁選で小泉氏を支援したが、石破氏とも関係は良好だ。小泉氏が3位に終わり、石破氏と高市早苗前経済安全保障担当相との決選投票になると、石破氏と小泉氏の両陣営が連携して勝利に結びつけた。

今夏の参院選後の7月23日に首相が菅氏ら首相経験者と党本部で面会した際、菅氏は「党の分裂は避けないといけない」と発言した。党の混乱を招かないよう、首相が自ら身を引くよう進言したとみられる。【神山恵】

毎日新聞2025/9/6 22:11（最終更新 9/6 23:15）
https://mainichi.jp/articles/20250906/k00/00m/010/259000c

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