【（・(ｪ)・）】東京・日の出町でも“クマ”目撃情報…前年の2倍超　全国で相次ぐクマ被害 「まさか自分の町に…」

全国でクマによる被害が相次ぐ中、今年度、全国でクマ被害による死者は13人（11月5日時点）と、過去最多に上っています。

東京都内でもクマの目撃情報は増えていて、日の出町ではクマやクマとみられる生き物の目撃情報は去年＝2024年は13件でしたが、今年＝2025年は10月20日までですでに35件と、2倍以上になっています。11月になってからも日の出町内にあるごみ処分場の敷地内でツキノワグマとみられるクマが目撃されたということです。

警視庁によりますと11月4日午前8時40分ごろ、日の出町の二ツ塚処分場で「子グマ1頭が敷地内に現れた」などと職員から通報がありました。その後、警察官らが現場に駆け付けましたが、すでにクマの姿はなかったということです。

日の出町によりますと今年のクマの目撃情報は街中で多い傾向にあり、10月には住宅地でもクマが目撃されています。10月15日、町役場からおよそ1キロという、近くには病院のほか戸建てや集合住宅がある地域で、都道をクマが渡って行ったという目撃情報があったということです。町内に住む中学生からは「まさか自分が住んでいる地域にクマが出てくるとは思っていなかった。最近頻度が増えてきたので不安」という声も聞かれました。

また、実際にクマを自宅近くで目撃したという男性に話を聞くことができました。男性は「ちょうどあの木の1メートルから2メートルぐらい手前で、前からクマが現れた」と証言しました。男性によりますと今年7月の夕方ごろ、体長およそ1メートルのツキノワグマ1頭が現れ、屋根の上でビワの実を食べるなどした末に、その場を離れていったということです。男性は「（クマは）威嚇するというのも全くなかったので、怖いというよりは『本当にまさか、現実ですか』という方が大きかった」と振り返りました。また「ありとあらゆる動物が街の方に出てきている。そういったこともたぶんクマが出てくる一因になっていると思う。そういうことも含めていろいろ考えて対策を取りたいですよね」と話していました。

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