昨今、新幹線での「座席トラブル」が何かと話題である。トラブルとは言えないが、微妙にモヤモヤする状況に置かれた61歳の男性。「どうすればよかったんだろう」と思い悩んでいるという。マムシさんは「あなたはとっても善人。偉いと思う」と感心しつつ、「また“チャンス”が訪れたときのために備えておこう」とアドバイス。(聞き手・石原壮一郎)
(中略)
今回は、新幹線での出来事を思い出して悩んでいる61歳の男性からの相談だ。
「私は席を譲るべきだったのでしょうか。ずっと悩み続けています。
先日、仕事で新幹線に乗りました。車内は満席で、私は予約した席に座っていましたが、近くに母子連れが立っていました。やがて5歳ぐらいの男の子が『座りたいよー』とぐずり始めます。お母さんは『我慢しなさい』となだめますが、男の子は静かになりません。お母さんはほとほと困っています。車内は自由席も含めて満席というアナウンスがありました。
『どうしようかな』と少し迷いましたが、自分が代金を払った席を譲る筋合いはないと思い、そのまま座っていました。まわりの人も知らん顔でしたが、やがて少し離れた席に座っていた同年代の女性が『よかったら、どうぞ』と席を譲ったのです。
家に帰ってから、この出来事を妻に話したところ『あなた元気なんだから、譲ってあげればいいのに。自分が指定席代を払ったとか何とか、ケチ臭いわね』と責められました。譲らなかった私は間違っていたのでしょうか。だけど、もっと若い人もたくさん乗っていたんだから、譲るならそっちが先じゃないでしょうか」
回答:「あなたのような善人タイプにとっては、譲ったほうがはるかに得」
こうやって悩んでいるあなたは、とっても善人だね。いい人だ。素直に偉いと思う。世界があなたみたいな人ばっかりだったら、戦争は起こらないよ。
今の世の中、あなたみたいな善人は少ないだろうね。「うるせえガキだな」と思って寝たフリする人のほうが多いんじゃないかな。もちろん、自分が取った指定席を他人に譲ってあげる筋合いはない。譲らない人を責めることはできないよ。
ただ、あなたは「どうすればよかったのか」と、ずっと悩んでいる。もっと言えば、つらそうな子どもと困っているお母さんを救えなくて、後悔しているわけだ。その親子も、よっぽどの事情があって、席が取れないまま乗ってきたんだろう。本当は譲ったほうがよかったと思っているけど、とっさに行動を起こせなかったもんだから、あれこれ「譲らなくていい理由」を探しているようにも見える。
オレは今は90歳だから、席を譲ろうかどうか迷う必要はなくなった。もし譲ったら、譲られたほうが気をつかっちゃうよ。だけど、あなたはまだ61歳で元気みたいだから、気をつかわれる心配はない。オレがあなたの年齢だったら、きっと譲っただろうね。
奥さんの言うとおり、指定席の料金を自分が払ったとか何とかは、どうでもいい話だ。自分は立つことになって、指定席の料金が無駄になるが、それは仕方ない。指定席券を持ってる自分が譲りたくて譲ったんだから、厳密に言えばよくないのかもしれないけど、その親子が責められることもないだろう。
あえて損得勘定で言うなら、あなたのように悩んじゃう善人タイプにとっては、譲ったほうがはるかに得だよ。「誰が譲るもんか」と寝たフリができるタイプにとっては、そりゃ譲らないほうが得なんだろう。それはそれでいいさ。
譲っていたら、さぞ感謝されたに違いない。人助けができた喜びも味わえるだろう。お母さんが子どもに「ほら、ちゃんとお礼を言いなさい」なんて言って、子どもも大切なことを学べる。ひいては、親子が「世の中、捨てたもんじゃない」と感じてくれるかもしれない。ちょっと勇気を出して「どうぞ」というだけで、たくさんの幸せがつかめるわけだ。
まあ、過ぎたことを言っても仕方ない。また同じような“チャンス”が訪れたら、今度はサッと立ち上がって「どうぞ」と言えるように、イメージトレーニングを重ねておこう。仮に母親の態度が悪かったとしてもロクにお礼も言えないガキでも、腹を立てる必要はない。自分が後悔しないために、譲りたくて譲ったんだから。
若者が先に譲るべきだとも書いてるけど、ほかの人は関係ないよ。やりたい人、やれる人が行動を起こすのが、人助けの基本だ(後略)
※全文はソースで
https://kaigo-postseven.com/224874
引用元: ・「新幹線指定席に座る私はぐずる幼子に席を譲るべきだったのか」…相談者に毒蝮三太夫が名回答「あなたの様なタイプは譲るのが正解」 [少考さん★]
常に目の前に転がってると思わない方がいい
しょうもない議論するな

