「(政策の)成果として上がったと思う。この積み重ねをこれからもシームレスに行い、都民のさまざまな共感につながるようにしていきたい」
東京都の出生数が10年ぶりに増加に転じたと発表された6月3日、小池氏は報道陣の取材に胸を張った。
厚生労働省が公表した人口動態統計によると、2025年に国内で生まれた日本人の子供の数(出生数)は、1899年の統計開始以来、過去最少の67万1236人だった。一方、都内の出生数は8万5064人で戦後最少だった前年より857人増加した。
子育て、出産、出会いまで
小池氏は16年の就任以来、「チルドレンファースト」を掲げ、子育て支援策に乗り出した。近年はその傾向が強まり、23年度に18歳以下に月額5000円給付する「018サポート」を始め、0~2歳児の第1子保育料無償化(25年度)▽無痛分娩(ぶんべん)費用の最大10万円助成(同)▽14歳以下1人あたり1万1000円給付する「子育て応援プラス」(26年度)――などを矢継ぎ早に打ち出している。
さらに出産につながる婚姻数の減少に着目。人工知能(AI)が相性を判断するマッチングシステム「TOKYO縁結び」の運用を始めたほか、結婚や交際に至った場合にポイントやイベント招待など特典をつける「TOKYO八結び」も実施し、出会いのサポートまで施策の幅を広げている。
都によると、17~26年度の10年間に子育て支援につぎ込まれた予算は約15兆7000億円。こうした都の手厚い支援策に、他県の住民からは羨望(せんぼう)の声が上がる。
川を挟んで生じる「格差」
多摩川を挟んで東京と隣接する川崎市多摩区の稲田堤駅周辺…(以下有料版で,残り744文字)
毎日新聞 2026/9/11 07:00(最終更新 9/11 07:00)
https://mainichi.jp/articles/20260910/k00/00m/010/093000c
COMMENTARY解説
出生数反転は全国でなく東京都だけの動き。
15兆円規模の給付は都民に届き、他県との差が広がるとの見方もある。
多摩川を挟む地域格差が広がるかが今後の焦点となりそうだ。
10年で約15.7兆円という規模は、都税収の厚みがあってこそ実現した政策といえそうだ。全国の出生数が過去最少を更新する中、都内だけ増加に転じた背景には018サポートや保育料無償化など矢継ぎ早の給付があるとみられる。ただし同じ支援のない近隣県との間には、多摩川一本を挟んだだけの地域格差も生まれている。東京一極集中がさらに進むか、同様の支援が他地域にも広がるかが分かれ目になりそうだ。
VOICESネットの声
金を他県へ配れよ
「10年間で」15兆円だし
15兆円つったら都の年間予算超えとるぞ
戦後最少だった前年より857人増加って効果出てると言えるのか?
それ以外は出てけー
これで良いと思うの
全国一律は無理でしょ
地方民は地方で子育てしろよな?
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