「昨年6月、大阪市水道局が市内にある料亭で給水管の取り替え工事を実施しました。工事に際し、料亭と水道局で話し合いを行っている最中に『大阪維新の会』に所属する金子恵美大阪市議(54)が介入して——なぜか工事代金を水道局が払うことになったのです。現役の職員らは憤りを感じていると聞いています」
そう打ち明けるのは、同水道局の元職員の男性だ。本人が続ける。
「’24年5月に『天繁』という料亭で漏水が発生したのが発端です。水道局職員が現場に向かい調査にあたりました。出水の確認をすると、水道メーターを通過しない給水管を通じて水道を使用していることがわかった。『盗水ではないか』という疑惑が持ち上がり、天繁側に事情を説明し、後日再調査することになった」
それから約1週間後の’24年5月29日、天繁と水道局が調査内容や日時について話し合いを進めていたところ、金子市議が突如として登場した。
「金子市議は水道局の担当者に電話をかけ、『天繁の件で状況説明をしてほしい』と要求。この電話を受けて、水道局の担当者らは翌30日に金子市議の事務所を訪ね、一連の経緯を説明しました。
金子市議は『状況はわかった。先方は(水道局職員による)盗水をほのめかす高圧的な対応に不満を示している。調査にあたっては配慮いただければと思う』などと話したうえで、『本案件については、今後動きがあるたびに状況を教えてほしい』と職員に言い渡しました」(同前)
FRIDAYが入手した水道局の内部資料(3枚目写真)にも、’24年5月29日に金子市議から水道局に電話があり、状況説明を求められたと記録されている。
天繁は’48年創業の老舗。店主が芸人の今田耕司(60)と幼馴染であることから、今田が司会を務めたテレビ番組で店が紹介されたこともある。
「天繁は維新の会の議員御用達の料亭と言われています。盗水疑惑をつきつけられて面識のある金子市議に助けを求めたのでしょう」(同前)
先の内部資料を見ると、水道局職員が連日金子市議に報告をあげており、’24年6月13日には金子市議が「(天繁の盗水疑惑を指摘する)水道局の対応のなかで不信感が拭えておらず、今後の手続きを進めるうえでは、その点の謝罪を行ってほしい」と要求した、と記されている。
実際、水道局職員は天繁側に謝罪。’25年6月、水道局——つまり大阪市が費用を負担して、取り替え工事が行われた。https://friday.kodansha.co.jp/article/481753?page=1
https://i.imgur.com/sUMs0GM.jpeg
COMMENTARY解説
「その点の謝罪を行ってほしい」と金子恵美市議。
水道局は職員が謝罪し、翌年に大阪市が工事費用を負担した。
盗水疑惑の結論は記事では明らかではない。
天繁は1948年創業の老舗で、店主と今田耕司が幼馴染であることも記事にある。発端は'24年5月の漏水調査で、水道メーターを通らない給水管が見つかり盗水の疑いが持たれたことだ。盗水疑惑そのものの最終的な結論は記事にない。大阪市や水道局が経緯を公表すれば、工事費を公費で負担した根拠がどこまで説明されるかが分かる。
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